親愛なるあなたへ



親愛なるあなたへ。

いつしか僕の心を捉えて離さない、あなたという、ただひとつの星の輝き。


傷ついた身体よりむしろ、傷ついた心を思う、あなたのやさしさ。

絶望の淵から希望のかけらを紡いで、未来へ繋ぐ闘いへと踏み出す、あなたの強さ。

その生のすべてで、ただひとりのひとを守ろうとする、あなたの愛の深さ。

あなたという星を、輝かせる何かをひとつ知るごとに膨らむ恋情。
見つめる僕は、湧き上がる想いを昇華する術さえわからず。
ただ身を焦がすことの苦しさを日ごと思い知るだけ。


愛するひとの背中を、そっと見つめる
あなたの瞳が時々、悲しく翳る理由(わけ)を僕は知らない。

人知れず揺れる瞳。
そして小さく震える肩。

あなたが、ふと見せた
儚さと弱さが僕の胸をしめつける。

泣かないで――と。
泣いてもいいよ――と。
胸の奥深く
あなたへの、届かぬ言葉を僕は呟く。


親愛なるあなたへ。

僕の想いを虚しいことと誰かが一笑に伏したとしても。
あなたの輝きの、ひとつひとつを守りたくて
僕は、やっぱりここにいる。

親愛なるあなたへ。
届かぬ思いの代わりに僕はあなたの幸せを祈ろう。

それが僕にできる、ひそやかな
あなたへの愛だから。



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■ちょほいとヒトコト
これは、寓犬さんのサイト・20万アクセス記念に送りつけたシロモノ。
土門君の雪への想い――として書いたものです。
なんか私……、ラブラブものよりは片想いものの方が得意、ですかね。(T_T)





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